Git関連の記事、前回はGitHubにリモートリポジトリを作成までを行いました。
今回はGit関連の記事の第三弾です。これまでのGitの記事ではCUIであるGitを利用して自分のローカルPC内でソースコードを管理するだけでした。今回からオンライン上で管理・共有ができるGitHubを利用していきます。この記事ではGitH[…]
今回はローカルリポジトリのソースをリモートリポジトリに同期させる手順についてまとめていきたいと思います。
リモートリポジトリに同期させるローカルリポジトリを用意する
ローカルリポジトリを用意しましょう。
ローカルリポジトリの作成からソースのコミットまでは以下の記事を参照してください。
バージョン管理システムとしてよく利用されるGit。とても便利で考えた人すごいなと思いながら現場や個人的な場で利用していますが、ちゃんと使い方を理解できていなかったので、まとめていきたいと思います。今回はリポジトリの作成までをまとめていきた[…]
バージョン管理システムとしてよく利用されるGit。とても便利で考えた人すごいなと思いながら現場や個人的な場で利用していますが、ちゃんと使い方を理解できていなかったので、まとめていきたいと思います。前回はリポジトリの作成までだったので今回は[…]
ローカルにGitリポジトリを作成したら、これをリモートリポジトリに同期させていきます。
ローカルリポジトリを作成するとフォルダ内に.gitの隠しファイルが作成されます。
今回の例では画像のようなローカルリポジトリを用意しました。
リモートリポジトリと同期させる
作成済みのリモートリポジトリを確認
作成済みのリモートリポジトリにローカルリポジトリを同期させていきましょう。
GitHubのダッシュボードから空のリモートリポジトリにアクセスすると以下のような表示になっていると思います。
実はこちらの画面にローカルリポジトリをリモートリポジトリに同期させるためのコマンドが書いてあります。
「Quick setup」と書いてある枠の中を見てみると確かにgitコマンドが色々と書いてあります。
では、上記のコマンドを参考に同期させていきましょう。
リモートリポジトリとの通信方法としてHTTPSとSSHが用意されているので今回はHTTPSを選択しておいてください。
コマンドがいくつかありますが、今回の例で実際に使うのは下の2つです。
その前までのコマンドは”init”や”add”、”commit”とあるようにローカルリポジトリを作成しファイルをコミットしており、すでに行なっているので今回は必要ありません。
git remote add コマンドを実行
では、コマンドを利用してローカルリポジトリをリモートリポジトリと同期させましょう。
ターミナルからローカルリポジトリにアクセスし以下のコマンドを実行しましょう。
git remote add origin https〜で始まるリモートリポジトリのURL
コマンドはリモートリポジトリのページからコピーしてくればOKです。
ちなみに、このコマンドの意味を簡単にまとめると以下のような感じです。
- git:gitコマンド
- remote:リモートリポジトリに関しての操作をする
- add:ローカルリポジトリに同期するリモートリポジトリを追加する
- origin:追加するリモートリポジトリを”origin”という別名で扱う
- リモートリポジトリのURL:同期させるリモートリポジトリを指定
つまり、このコマンドで「gitの操作としてローカルリポジトリにリモートリポジトリ”https〜”を”origin”という別名で追加してください」という命令を出していることになります。
実際にコマンドを実行してみましょう。
画像のように何も出なければ成功しています。
ユーザ名・パスワードを求められた場合
初めて行なった場合、ユーザ名・パスワードを求められます。
その場合の対処法は以下のサイトにまとまっていたので参考にしてください。
Git操作でupstream取り込みを忘れそうなので記事の執筆を兼ねてGithubを久々に稼働させようとしたところ い…
リモートリポジトリとの同期を確認する
無事コマンド実行ができたら同期ができていることを確認しましょう。
.gitの隠しファイル内にconfigというgitの設定を記述するファイルがあり、リモートリポジトリの情報もそこに記載されています。
“url=https〜”の部分に先ほどのコマンドで指定したURLが記述されています。
“git push”コマンドでプッシュを行う
“git remote add”コマンドだけではローカルリポジトリの内容がリモートリポジトリに反映されません。
リモートリポジトリに”git push”コマンドでローカルリポジトリの内容を反映する必要があります。
このように、ローカルリポジトリでコミットした内容をリモートリポジトリに反映することを「プッシュする」と言います。
ターミナルから次のコマンドを実行しましょう。
こちらもリモートリポジトリのページからコピペすればOKです。
git push -u origin main
実行後、以下のように表示されればリモートリポジトリへの反映が成功しています。
リモートリポジトリのページを確認してみましょう。
ページを更新してみると表示が変わると思います。
ローカルリポジトリと同じフォルダ構成になっていると思います。
以上で、ローカルリポジトリをリモートリポジトリへ同期させる作業は完了です。
一度同期させた後はローカルでコミットを行いプッシュしていくことでリモートへ反映できるようになります。
まとめ
- ローカルリポジトリとリモートリポジトリを用意する
- “git remote add”コマンドでローカルリポジトリと同期させるリモートリポジトリを設定
- “git push”コマンドでローカルリポジトリの内容をリモートリポジトリに反映
ローカルリポジトリとローカルリポジトリを同期させる方法をまとめました。
これでGitHub上に自分のコードを公開できるようになりました。
GitHubを利用してより充実したエンジニアライフを送っていきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。