先日、AWS Certified Cloud Practitionerを受験し無事合格しました。
今回の記事では受験の流れや勉強方法についてまとめていたいと思います。
AWS Certified Cloud Practitionerとは
AWS Certified Cloud Practitionerとは、AWS認定資格の一つで一番難易度が低いAWSの基本的な知識が問われる資格となります。
オンライン上でもテストセンターでも受験可能で受験料は100USDかかります。
なお、オンラインの場合はPCにカメラや安定したネット回線などが必要になるので自分がオンラインで受験可能な環境を用意できるのかを確認しておきましょう。
技術者向けの資格というよりも営業や会社のシステム部門など、クラウドに携わる人が基本的な知識を固めるために受験するような内容となっています。
技術者にとっては内容自体はAWSを体系的に学ぶことができるので勉強にはなりますが、試験の内容と受験料の値段を考えると必ずしも受ける必要はなく、受験するのは中級以上の資格からで良いのかな、とも思います。
受験の流れ
AWS認定資格を受験するにはAWS Builder IDとAWS認定アカウントが必要になります。
AWS Builder IDはこちらから作成できるので手順に従って登録していきましょう。
登録が完了したら、以下のようなダッシュボードが表示されると思うので上のメニューから認定をクリックしましょう。
認定をクリックすると以下のような画面が表示されると思います。
私は既にAWS認定アカウントがあるのでアカウントに移動という表示になっていますが、ない場合はアカウント作成を促すような表示になっていると思うので画面の指示に従ってアカウントを作成していきましょう。
アカウント作成をすると以下のようなダッシュボードが表示されるので、画面右側に表示されている試験の登録から試験の予約をしていきましょう。
試験の登録をクリックすると以下のような画面に遷移するので、下の方にスクロールして受験する試験を選択します。
AWS Certified Cloud Practitionerを選択しピアソンVUEによるスケジュールをクリックしてください。
ピアソンVUEの画面に遷移するので自分が受けたい方法を選択して次へを押下します。
言語を選択して次へを押下します。
利用規約などが表示されるので確認し同意しますを押下します。
テストセンターでの受験の場合はテストセンター選択画面が表示されるので受験するテストセンターと日時を選択し次へを押下します。
日時などを選択するとカートに試験が追加されるので次へを押下して支払い方法の選択へ移っていきます。
支払い方法や受験者情報などを入力後、問題なければ以下の画面が表示されます。
同意して続行するを押下して以降の画面の指示に従って支払いを完了させてください。
支払い処理が完了し試験の予約が完了すると、メールで通知が届きます。
また、AWS認定アカウントのダッシュボードのピアソンVUE 試験の管理から予約済みの試験を確認することができます。
以上で、試験の予約は完了です。
あとは試験当日までしっかりと勉強して待つのみです。
身分証明書が2点以上必要になります。身分証明書として認められるものが何かなど事前にしっかりと確認して準備しておきましょう。
試験当日の流れやキャンセルポリシーなども確認して万全の状態で試験に臨めるようにしておきましょう。
試験に向けて
以下は、実務経験2年ほどでAWSの経験は1年ほど、用意されたAWS環境をコーディングやテストで少し触るくらいの経歴で受験した筆者の主観です。
試験の難易度
上記の「AWS Certified Cloud Practitionerとは」で記載したように、個人的な感想としては技術者から見ると試験の内容的にはわざわざ資格を取る必要はないのかなと感じるくらいの難易度です。
クラウドやAWSの基礎知識を問う資格であるため、技術的な知識を深く問うような問題はありません。
そのため、個人的な感覚としては技術者としての実務経験が1年以上あり、多少なりともAWSに触れているのであれば業務の合間を見つけて1ヶ月ほど勉強すれば問題なく合格できると思います。
IT知識ゼロの人がどのくらいで合格できるかは正直分かりません。。
勉強方法
こちらには私が行った勉強方法を記載していきます。
この勉強方法なら絶対に合格できる!といった内容のものではないので、受験の際は私自身の簡単な経歴とこちらの内容を照らし合わせながらご自身でどのくらい勉強が必要かを最終的に判断いただければと思います。
私が行った勉強は主に3つです。
AWSome Day Online Conferenceを受講
AWSome Day Online ConferenceというAWSが定期的に開催している無料で参加できるウェビナーに参加しました。
AWSome Day Online ConferenceはAWSやクラウドの基礎について学べる3時間ほどのウェビナーで、デモを交えながら動画で学ぶことができます。
私はAWS Certified Cloud Practitionerの受験のために受講したのではなく、AWSome Day Online Conferenceを受講した次のステップとして資格の勉強を始めたという感じですが、もし受験を考えているタイミングでAWSome Day Online Conferenceが開催されるのであれば受講して損はないと思います。
AWSome Day Online Conferenceについて、詳しく紹介している記事もあるので参考までに。
AWSome Day Online Conferenceに参加したので、せっかくなのでその内容についてまとめていきたいと思います。 AWSome Day Online Conferenceとは AWSome Day Onlin[…]
AWS Skill BuilderのAWS Cloud Practitioner Essentialsで勉強
AWSではユーザーが学習を行うことができる様々なコンテンツを用意してくれています。
AWS Skill Builderはそのうちの一つで、AWSに関する多様なテーマを多様な言語でオンデマンドで学ぶことができる学習コンテンツです。
コンテンツ内では動画やドキュメントなどを交えて学習を行うことができ、無償で学習可能なコンテンツも多数用意されています。
そして、このAWS Skill Builderのコンテンツの中にAWS Certified Cloud Practitionerの内容を一通り学ぶことができるコースが用意されています。
それがAWS Cloud Practitioner Essentialsです。
AWS Cloud Practitioner Essentialsは日本語版も用意されており、無償で学習できるコースとなっています。
こちらは誰でもいつでも簡単に学習できるコンテンツなので、AWS Certified Cloud Practitionerを受験する予定の方には受講必須だと思います。
また、受験しない人でもAWS初心者にオススメできる内容となっているのでAWSがよくわからないという方も受講する価値があると思います。
試験対策問題・過去問をひたすら解く
AWS Certified Cloud Practitionerはインターネットで過去問を検索してみるとまとめてくれているサイトがいくつかヒットします。
また、AWS Skill Builderでも公式が試験対策問題を用意してくれています。
サイトでは問題が古い場合や解答が間違っている場合があるため注意する必要があり、公式の試験対策問題ではAWS Skill Builderのサブスクリプションに登録する必要がある(7日間はお試し無料で利用可能)など、それぞれデメリットもありますが、試験勉強の仕上げとしていずれかの方法で過去問を解いておくと良いでしょう。
ちなみに私は以下のサイトで勉強をしました。
AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)の問題をカテゴリーやサービス毎に掲載しています。全問解説付きのため、問題を…
まとめ
- AWS Certified Cloud Practitionerは基礎的なAWSクラウドの知識が身につく初心者向けの資格
- 既にAWSの知識がある程度ある人はAWS Certified Cloud Practitionerよりも上の資格からチャレンジしても良い
- 試験料は100ドル、テストセンターやオンラインで受験することができる
- 申し込みはAWS Builder ID とAWS認定アカウントを作成し、ピアソンVUEから行う
- 勉強方法としては、AWSが無料で提供してくれているウェビナーやオンデマンド学習コンテンツ、過去問などを利用すれば十分合格可能
クラウドの知識は今やエンジニアに限らず多くの職業の人にとって必須となりつつあります。
AWS Certified Cloud Practitionerは知識ゼロからでも比較的簡単に取得可能な資格であり、AWSクラウドの基礎知識を有していることを証明できるものになるので是非受験してみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。